【スカルプDを成分から3つのタイプで徹底比較】あなたの頭皮に合っている成分とは

育毛や発毛に良いとされるスカルプDシャンプーについて、CMやパッケージなどの表面的な記載内容からは読み取ることができない、成分という観点でどの種類のスカルプDシャンプーが向いているのかについてここでは説明しています。また、女性がスカルプDを使用する際に知っておいてもらいたい注意点もスカルプDシャンプーに含まれる成分と照らし合わせながら解説しています。

Hidada
久田 篤 監修
発毛診断士

目次

  1. 01スカルプDシャンプーを選ぶ前に知っておきたい、成分という概念について
  2. 02発毛効果には欠かせない、ヘアケア環境を作るスカルプDシャンプー
  3. 03スカルプーDのオイリー(脂性肌用)の成分について
  4. 04スカルプーDのドライ(乾燥肌用)の成分について
  5. 05スカルプーDのストロングオイリー(超脂性肌用)の成分について
  6. 06成分という観点で選ぶ、スカルプDシャンプー
  7. 07まとめ

スカルプDシャンプーを選ぶ前に知っておきたい、成分という概念について

スカルプDには、抜け毛対策や抜け毛予防に必要な成分が含まれたシャンプーとして使用することができます。しかし、人によっては効果として実感する前に、髪質や頭皮に合わず逆にトラブルのもとになってしまうケースも考えられます。
ここでは、あらかじめシャンプーに含まれている成分を知ることによって頭皮や髪質におけるトラブルを回避することができる方法について説明しています。

なぜ、成分をあらかじめ知っておく必要があるのか

シャンプーは、髪の毛や頭皮の汚れを洗い流す生活品です。しかし、中には洗浄力の強いシャンプーであるがために、人によっては肌に合わず、頭皮におけるかゆみやフケなどの症状が発生してしまう場合もあります。そして、抜け毛対策や抜け毛予防などのヘアケアをされたいと考えている人にも同じことが言えます。
しかし、スカルプDシャンプーのような化粧品に該当されるシャンプーに関しては、含まれている成分の記載が義務づけられているため、誰でもトラブルになりうる成分の確認をすることができます。また、記載されてある成分は含まれている量が多い順に並べてあります。
もし、あなたが抜け毛対策や抜け毛予防といったヘアケアを考えているのであれば、自分の頭皮にあった成分とそうではない成分を知っておく必要があります。

抜け毛対策や抜け毛予防に適したアミノ酸

抜け毛対策や抜け毛予防は、より清潔な頭皮の環境が必要とされているため、あなたの頭皮に合ったシャンプーであるかどうかが重要になってきます。また、育毛対策においても同じことがいえ、髪の毛を生やすもとになる毛根部分は清潔な状態が望ましいからです。
ここで知っておく必要があるのが肌に優しい成分といえる、アミノ酸が配合されてあるシャンプーです。このアミノ酸は、頭皮にたまった汚れや余分な皮脂を落とすのみならず、殺菌機能や保湿機能として働く一定以上の皮脂も残してくれるため、抜け毛対策や抜け毛予防をする上で、より好ましいヘアケアに適した頭皮の環境を作る働きをしてくれます。

洗浄力のあるシャンプーに含まれている成分の特徴について

そして、シャンプーしたのにも関わらず、髪の毛が傷んでしまったりする人はそのシャンプーに合わず、あなたの髪質には合っていない成分が多く含まれている場合があります。そこで、知っておいてもらいたいのがラウレス硫酸ナトリウムとラウリル硫酸ナトリウムと呼ばれる2つの成分です。
この2つの成分は主に、洗浄機能が高い成分となっており、日頃スポーツなどで汗をかくことが多い人に向いている成分と言えますが、そうではない人には、洗浄力が強すぎるあまり、向いていない場合があります。また、洗浄力が強いことによって髪の毛が傷んでしまうのみならず、頭皮も傷むことによってかゆみやフケなどの症状が発生することも考えられます。
つまり、シャンプー後に髪の毛が傷んでしまう症状が出現する人は、よりアミノ酸が多く配合されている頭皮に優しいシャンプーを選ぶことをおすすめします。

発毛効果には欠かせない、ヘアケア環境を作るスカルプDシャンプー

スカルプDシャンプーには、発毛効果や育毛効果には欠かせない頭皮を清潔にする成分が含まれたシャンプーとしての特徴があります。ここでは、スカルプDを使用する際の発毛や育毛促進を考える上で知って欲しい必要なメカニズムについて説明しています。

発毛効果における過程で頭皮を清潔にすることができるスカルプDシャンプーの注意点

発毛とは、髪の生えていない毛穴から新しく毛を生やすことを指します。このことから、既に生えていえる髪に対して、アプローチすることになる育毛効果とは別物になります。よって、頭皮における毛穴により強い効き目を与える必要があるのが発毛になります。
しかし、医学的根拠に基づいた発毛に効果のあるシャンプーは存在しません。あくまでも頭皮を清潔な状態にするためのシャンプーとしてスカルプーDシャンプーを使用することが正しい解釈と言えます。よって、発毛効果に期待できる有効成分がスカルプDシャンプーには含まれていない点に関しては注意が必要になります。

頭皮を清潔にするのと同時に血流効果も高めることができるスカルプDシャンプー

そこで、頭皮を清潔にすることができる成分を含んだシャンプーとして、抜け毛対策や抜け毛予防への効果にも期待できるものにスカルプDシャンプーをあげることができます。そして、スカルプDシャンプーには頭皮を清潔な状態にすることのみならず、血行促進効果も同時に高め、抜け毛対策や抜け毛予防に必要とされる栄養分が頭皮へ行き渡らせる効果にも期待できる成分が含まれているのも特徴になります。
よって、抜け毛対策に必要な清潔な頭皮の環境と元気な毛を生やすのに必要な栄養分を行き渡らせる2つの効果に期待できるのがスカルプDシャンプーの特徴になります。

血行促進効果を得ることができる成分とは

そこで、血行促進効果を得ることができるスカルプDシャンプーにおいて知っておいてもらいたい成分が、ジンセノサイドと呼ばれる成分になります。主に血行促進効果を高める成分として、スカルプDシャンプーに配合されている有効成分になります。
そして、高麗人参のエキスがもとになっていジンセノサイドは、血行促進効果を高めることから冷え性や体調不良などの対策にも使用されている成分になります。また、この成分が多く配合されたシャンプーとして、スカルプDジンセノリキットEXと呼ばれるものもありますので血行促進効果をより得たい人は参考にしてみるといいでしょう。

スカルプーDのオイリー(脂性肌用)の成分について

スカルプDシャンプーでは、主に3つの種類のシャンプーから選ぶことができます。そこで、この3つの中から選ぶ基準において、重要になってくるのがあなたの頭皮に合ったスカルプDシャンプーを選べるかどうかだと思います。
第一にここでは、スカルプDのオイリー(脂性肌用)シャンプーについて説明していますので、ご自身の頭皮に合っているかどうかで判断するようにしてみて下さい。

スカルプーDのオイリーの特徴

オイリー(脂性肌用)は、スカルプDシャンプーにおいて、定番シャンプーという位置付けにあるように思えます。このことから、オイリータイプを基準に他の種類のスカルプDシャンプーの使用を考えたくもなりますが、実は普通肌の人がスカルプDオイリーに適しているかどうかは一概には言えません。
ここでは、オイリー(脂性肌用)に含まれる成分が、あなたの肌質や髪質に合ったシャンプーであるかどうかについて説明します。

スカルプーDのオイリーに含まれる成分とは

オイリー(脂性肌用)は、頭皮に皮脂がたまりやすい人向けのシャンプーとなっており、高い洗浄力ゆえに、敏感肌な人にとっては有害な成分が多く含まれているように感じてしまうかもしれません。しかし、洗浄成分として、肌に優しいとされるアミノ酸が多く配合されているのが特徴になっています。
そして、血行促進効果を得ることができる成分も含まれています。しかし、殺菌効果の期待できるピロクトンオラミンやサリチル酸も多く含まれていることから、アミノ酸が配合されたシャンプーとはいえ、頭皮における汚れや皮脂をより落とすためのシャンプーであり、敏感肌の人には向かないシャンプーであることも理解しておく必要があります。

どんな人に向いているのか

皮脂が多い人向けのシャンプーであることから、朝と夜の1日2回のシャンプーをしないと日中において頭皮における皮脂が気になってしまう人や吹き出物が出やすい人が向いていると言えます。また、女性に対しても言えることですが、髪の毛のセット後はボリュームがあるのにも関わらず、夕方頃になると皮脂の多さに髪の毛が寝込んでしまう人にも向いていると言えます。

スカルプーDのドライ(乾燥肌用)の成分について

スカルプーDドライ(乾燥肌用)は、オイリー(脂性肌用)と比較すると、低刺激で敏感肌の人や乾燥肌の人に合ったシャンプーのように思えるかもしれません。しかし、シャンプーに含まれている成分によっては一概にこのことがいえるかどうかは疑問と言えます。ここではドライ(乾燥肌用)に含まれる成分について説明しています。

スカルプDのドライの特徴

また、実際の使用感として他のスカルプDシャンプーよりも泡立ちがよくないことから洗浄力に重点をおいているシャンプーというよりかは、他のヘアケアに有効な成分が含まれているシャンプーのように思えます。

スカルプDのドライに含まれる成分とは

ドライ(乾燥肌用)の特徴は、保湿成分がより多く配合されているという点です。この保湿成分としては、具体的には、濃グリセリンやスーパーヒアルロン酸といった乾燥肌対策や肌に潤いをもたらす化粧水などにも使用されている成分になっています。
しかし、乾燥肌用のドライ(乾燥肌用)とはいえ、洗浄効果として有効な成分や頭皮を清潔な状態にすることができる殺菌効果を得ることができる成分も含まれているため、3つのスカルプDシャンプーの中では低刺激ではあるが、他のシャンプーと比較すると刺激の強いシャンプーであることは変わりない点に関しては注意が必要と言えます。

どんな人に向いているのか

シャンプーの使用後、かゆみを感じてしまうような乾燥肌である人、そして男性よりも敏感肌な傾向のある女性が選ぶのであれば3つのタイプの中でこのドライ(乾燥肌用)がおすすめです。また、3つのタイプの中では泡立ちが良くないため、よりシャンプーによる洗浄感を得たい人は他の2つのスカルプDシャンプーから選ぶことをおすすめします。

スカルプーDのストロングオイリー(超脂性肌用)の成分について

ここでは、他の2つのスカルプDシャンプーよりも洗浄機能がより効果的に思えるスカルプーDのストロングオイリー(超脂性肌用)に含まれる成分について説明しています。

スカルプDのストロングオイリーの特徴

実際の使用感としては、3つのスカルプDシャンプーの中では泡立ちが1番良いのが特徴的で、より強い洗浄力が期待できるのがストロングオイリー(超脂性肌用)の特徴と言えます。しかし、頭皮を清潔にすることができる洗浄効果に期待できる反面、髪の毛にダメージを与えやすい成分も含まれている点に関して、知っておく必要があります。

スカルプDのストロングオイリーに含まれる成分とは

抜け毛対策や抜け毛予防に必要な頭皮の状態をより清潔にすることに期待ができる洗浄機能のあるストロングオイリー(超脂性肌用)は、意外にもドライ(乾燥肌用)に含まれる洗浄成分と似ています。つまり、上述した保湿機能などの有効成分においてのみ違いがあることに気付きます。
しかし、含まれている成分が似ているとはいえ、含まれる成分の比率においてはストロングオイリー(超脂性肌用)の方がより洗浄効果の高い機能を有したシャンプーになっていることから、シャンプー後に髪の毛が傷んでしまった場合などにおいては、リンスで髪の毛をしっかりケアするか、オイリー(脂性肌用)にすることが望ましいと言えます。

どんな人に向いているのか

オイリー(脂性肌用)を使用しているのにも関わらず頭皮における皮脂が気になる人。また、3つのスカルプDシャンプーの中においては、最も泡立ちが良くで泡自体も濃厚で密度出やすいことから、シャンプーによる洗浄感をより得たい人はおすすめになってきます。
しかし、上述した通り髪の毛にダメージを与えやすいシャンプーであることから、シャンプー後における鏡の前で髪質に変化が見られていないかどうかの確認もした方が望ましいと言えるでしょう。

成分という観点で選ぶ、スカルプDシャンプー

ここでは、上述した3つのスカルプDシャンプーの共通成分を知ることによって、スカルプDシャンプー自体の使用が好ましいのかどうかについて正しく判断するための説明をします。

洗浄成分の高いスカルプDシャンプーにおける注意点

3つのスカルプDシャンプーは、基本的には保湿成分や育毛成分のような有効成分と呼ばれるものに関しては共通している成分が多く、違いが見られるのは主に洗浄成分になります。しかし、洗浄力が高いとされるスカルプDシャンプーにおいては、どのシャンプーよりも頭皮や髪質に合わせた選び方がより重要になってきます。

3つのタイプに共通する有効成分

ここでは、3つのスカルプDシャンプーに共通して含まれているとされる、頭皮に優しく安全性の高い有効成分について説明します。

バンジロウ葉エキス

バンジロウ葉エキスとは、育毛剤にも配合されていることがある成分の一つで、南アメリカを原産地とした東南アジアなどの熱帯雨林に分布する植物から抽出せきるエキスのことを指します。
また、古くから使用されていたこともあり安全性の高さも伺うことができます。そして、薄毛対策としての有効成分として働くき、かゆみを防ぐ効果があることも知られ、肌に優しい成分です。

ホウセンカエキス

名前の通り、ホウセンカがもとになっている成分であり、高い保湿機能に加えて殺菌効果にも期待できる成分となっています。また、身近なものでいえば、漢方薬にも使用されており、育毛効果においては、育毛を妨げる5α-リダクターゼと呼ばれる成分を抑制する効果に期待することができ、毛の伸長を促す成分と言えます。

豆乳発酵エキス

保湿機能や美肌、そして肌荒れ防止効果に期待できることから多くの美容品に使用されることが多い豆乳発酵エキスは、高い洗浄力が特徴的なスカルプDシャンプーによる頭皮への刺激を抑える作用として機能することになります。また、大豆がもとになっている成分になっており、飲み物にも含まれる成分であることから安全性も高いことが理解できるかと思います。

ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液

植物由来の脂肪酸とアミノ酸の2つが結合されたジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液は、リンスやコンディショナーにも使用されることがある成分であることから、傷んだ髪の毛を修復させる効果も含まれることになります。
また、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液は、スキンケア商品にも使われることが多く、このことから髪の毛のみならず頭皮にも優しい成分であることが理解できるかと思います。

そもそも、タイプを選ぶ前において、スカルプDシャンプー自体は向いているのか

ここでは、3つのスカルプDシャンプーを購入する前において知っておきたいスカルプーDシャンプー自体の特徴や成分について説明しています。

成分で分かる、ノンシリコンシャンプーの魅力

スカルプDシャンプーは種類問わずして、いずれもノンシリコンが使用されているのも特徴になっています。
シリコンとは、ケイ素に分類される合成樹脂のことであり、外からの刺激や摩擦を防ぎ、傷みにくい髪の毛にすることができる成分になりますので、もし女性の人でスカルプDシャンプーの使用を考えるのであれば、このシリコン成分が配合されていない点に関しては注意が必要になってくるかもしれません。
また、このシリコンと呼ばれる成分には、ドライヤーによる熱によって髪への刺激を抑える効果もありますので覚えておくようにしましょう。

成分で分かる、ストロングオイリー(超脂性肌用)を使用する際の注意点

ストロングオイリー(超脂性肌用)は、頭皮において清潔な状態にするのに必要な洗浄成分が含まれている分、髪の毛に対するダメージが強いと言う特徴があります。このことから、シャンプー後の頭皮におけるかゆみや乾燥を感じなくても髪の毛自体に関しては、あなたが気づかない内に傷んでしまっている場合も考えられます。
このことから、ストロングオイリー(超脂性肌用)を使用する際は、リンスやコンディショナーといった髪の毛に対して修復効果として期待できる有効成分を含んだものと合わせて使用することが望ましいと言えます。

まとめ

スカルプDの3つのシャンプーは、洗浄成分に関してはいずれも似た成分が配合されているという点から、あなたに合った頭皮や髪質でシャンプーの種類を選ぶことが重要になってくることを理解して頂けたかと思います。
そして、女性にとってはシリコンが含まれないシャンプーであることを知った上で、スカルプDシャンプーを使用することがポイントになってきます。以上を踏まえた上で、あなたの頭皮に合わせたスカルプDシャンプーを使用したヘアケアをされてみてはいかがでしょうか。
Hidada
久田 篤
発毛診断士

プロフィール

日本臨床医学発毛協会認定の発毛診断士。自身も薄毛で悩んだ経験から育毛業界に参入、育毛剤やシャンプーの研究開発に携わる。また、育毛開発プロデューサーとして薄毛に悩む顧客に対し、多くの発毛成果を上げ様々なニュースサイトで取り上げられる。美容室コンサルタント、育毛コンサルタントという顔もあり、過去の発毛実績を基に『最後に読む育毛の本』を出版。久田篤のブログ:髪フサフサ.com(http://husa-husa1ban.com/