【頭頂部ハゲ】薄毛の原因から自分にあったヘアケアや似合うヘアスタイルを確率しよう

髪のトラブルで悩む人は年々増加しています。髪のトラブルの種類も多く、薄毛や抜け毛に悩む人や、切れ毛で悩む人などがいます。今回は髪のトラブルの頭頂部ハゲに関して紹介します。頭頂部ハゲになる人は多く、進行してしまうと目立ってしまいヘアケアを慌ててやってしまう人がいます。鏡を見て危機感を感じてから予防策やヘアケアをするのではなく頭頂部ハゲになる前からのケアや予防策が重要なのです。もちろん頭頂部ハゲになってからのヘアケアや予防策、頭頂部ハゲの原因などもピックアップします。

Hidada
久田 篤 監修
発毛診断士

目次

  1. 01頭頂部ハゲに多いケース
  2. 02頭頂部ハゲの対策方法
  3. 03頭頂部ハゲにおすすめのヘアケア方法
  4. 04まとめ

頭頂部ハゲに多いケース

頭頂部ハゲといってもどのようなケースがあるのでしょうか。一般的に頭頂部ハゲになりやすい人の特徴として、食事の栄養バランスが取れていない人、睡眠不足な人、ヘアケアに使うシャンプーがあっていないもしくはシャンプーのやり方があっていない人、精神的ストレスを内側にため込んでしまう人などがあげられます。もちろん人によって頭頂部ハゲになる過程はさまざまですが、基本的に日々の生活習慣の乱れや血行不良、遺伝などが主な原因となっています。

また頭頂部ハゲの初期症状としてよくあるのが、抜け毛の増加、髪のボリュームの減少、髪が細くなってきたなどの症状が始まりとなるケースが多く見られます。さらにつむじ周辺は、自分で確認することはなかなか難しく気づきにくい部分です。合わせ鏡で自分の頭頂部を見たり、身内の人に確認してもらったりなども自分の頭頂部の状態を知るひとつの方法です。

頭頂部ハゲの原因とは

頭頂部ハゲになる原因は数多くありますが、最も多いのがAGAや生活習慣の乱れなどです。AGAは男性ホルモンや遺伝が原因とされています。生活習慣の乱れは、例えば仕事が忙しく毎日の食事が外食だったり、コンビニで済ませたり、栄養が偏ることです。
生活習慣の乱れに関しては、見直すことで改善できます。日々の生活の中で、髪は成長しています。髪が伸びて、抜け落ちるまでのヘアサイクルを一定の周期で行っており、髪の毛一本一本ヘアサイクルが異なります。髪が成長するためには一定の栄養が必要であり、髪を構成する主成分であるタンパク質は特に重要です。しかし、タンパク質をただ取るだけでは意味がありません。髪の成長をサポートするミネラルや、ビタミンなども一緒に取ることが重要なのです。日々の生活の食事の中でしっかりと栄養バランスを意識して食事をすることが髪を健康的で丈夫にします。

睡眠不足も生活習慣の乱れのひとつです。毎日一定の睡眠時間を確保することが髪の成長をサポートします。睡眠時は髪を育てる成長ホルモンの分泌が活発になります。睡眠時間が毎日不規則だったり、寝る時間帯がバラバラになったりすると髪への影響が強くなります。また睡眠不足は、ストレスや血行不良の原因にもなりますので睡眠は重要なのです。

ストレスでなる頭頂部ハゲも多くあります。特につむじ周辺は薄くなる順番が早く、円形脱毛症になる人が多いと言われています。ストレスを強く感じると頭皮の血管が萎縮しやすくなり、毛根の細部にまで栄養が届きにくくなってしまう場合があります。こうなってしまうと血行不良で髪が細くなったり、ボリュームがなくなったりしてしまい頭頂部の髪が薄くなって頭頂部ハゲになってしまいます。

バランスの良い食事や睡眠時間の確保も重要ですが、ストレスを適度に発散しなるべくため込まないようにすることも大切なのです。人によってストレスの発散方法は違いますが、ジョギングやウォーキング、水泳など体全体を使ってやるスポーツを始める人が多いようです。

頭頂部ハゲの前兆

頭頂部ハゲの前兆として多いのがつむじ周辺です。髪が薄くなったり抜け落ちてきたりするとつむじ周辺が最初に影響が出ることが多く、気になる場合はつむじ周辺の髪の状態をチェックするようにしましょう。
頭皮は非常にデリケートで、外部の刺激にも影響を受けやすい部分なのです。特につむじは、紫外線が真っ先に当たる場所でもあるので、夏や紫外線や強い日などの影響を強く受けてしまいます。帽子を被ったり、日陰を歩いたりなど紫外線の対策を意識することが頭頂部ハゲの予防にもなります。

男性型脱毛症とは

男性型脱毛症(AGA)は髪が薄くなる状態のことを言います。主に成人男性によくみられる症状で、頭頂部や髪の生え際などから髪が薄くなっていきます。このAGAは進行するタイプのため年々薄くなっていきます。AGAは早めのヘアケアが有用です。
AGAの主な原因は、男性ホルモンと遺伝であることが明らかになっています。また、生活習慣の乱れも影響している場合があるようです。進行するパターンは大きく分けてみっつあり、頭頂部から徐々に広がるタイプ、額の生え際から後退していくタイプ、前頭部から後退していくタイプに分けられます。

AGAは、DHT(ジビドロテストステロン)という成分が影響を与えており、髪が薄くなったり抜けたりしている部分にこの成分が多く見られます。髪はヘアサイクルというものがあります。髪の周期は、髪が太く長くなる期間を「成長期」、髪の成長が止まる「退行期」、髪が抜け落ちる「休止期」のみっつの周期に分かれており、この流れを一定の周期で繰り返しています。また髪の毛一本一本でヘアサイクルの周期が異なります。
正常なヘアサイクルは、頭皮環境が整えられており、髪が丈夫で健康的です。しかしヘアサイクルが乱れてしまうと薄毛や抜け毛など髪のトラブルに発展してしまう可能性があります。

DHTは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが「2型5αリダクターゼ」という酵素によって変化したものです。DHTは男性ホルモンの中でも強い影響を与える成分です。人の頭には、髪の成長に指令を下す「毛乳頭細胞」というものが存在しており、ヘアサイクルの時はこの毛乳頭細胞が命令を下して髪が成長します。DHTはこの毛乳頭細胞に作用する働きがあり、ヘアサイクルの成長期の期間を短くして乱してしまうのです。これにより髪の毛は十分に伸び切る前に抜け落ちてしまい、髪のトラブルに発展してしまうのです。

薄毛は遺伝するものか

薄毛は遺伝すると言われています。髪の太さや長さに影響のあるテストステロンは思春期以降に睾丸から分泌されます。とある実験では、思春期前に去勢を行った場合、薄毛にならなかったそうです。そこで去勢した対象者の家系に薄毛がいる場合といない場合のケースでテストステロンの投与を行ったところ、薄毛がいる家系の方の去勢した対象者は薄毛が始まるといった結果になりました。

頭頂部ハゲって治療できるの?

頭頂部の薄毛やハゲに発展するAGAは、遺伝や男性ホルモンの影響によるものが大きいです。AGAは専門であるクリニックで治療をすることができます。AGA治療を行っているクリニックは、AGAに有用とされる治療薬の処方と発毛治療を行います。
人によって効果の差があるため、時間がかかる可能性もありますが、自分で対策を行うより効果が見込める治療です。頭頂部ハゲや髪のトラブルは早めの治療が有用ですので、気になった方は相談するのもひとつの方法です。
カウンセリングで予算の相談やアドバイス、治療方針などを聞くこともできるので相談してみましょう。

頭頂部ハゲの対策方法

頭頂部ハゲの対策には生活習慣が関係してきます。髪のトラブルは遺伝的な物もありますが、生活習慣の乱れによるものも多いからです。特に「食事の栄養の偏り」「ストレスの増加」「睡眠不足」が影響を与えます。つまり普段の生活から意識して生活習慣を整えることができれば頭頂部ハゲの対策は可能なのです。

生活習慣の見直し

自身が髪のトラブルになった時にまずは生活習慣を見直してみましょう。食事や睡眠、仕事でのストレス増加など振り返ることで髪のトラブルに発展しそうな原因が見つかるはずです。生活習慣を整えることはなかなか難しいことです。ひとつずつ確実に実践していきましょう。

頭皮に影響のある外的刺激を避ける

生活習慣の乱れやホルモンの影響などが髪のトラブルの主な原因ですが、外的刺激も原因のひとつです。例えば紫外線がそうです。特に頭頂部は紫外線が真っ先に当たるため長時間対策をせずに紫外線を浴び続けてしまうと髪のトラブルになってしまう可能性があります。
帽子や日傘など紫外線が強い日や夏などは意識して避けるようにしましょう。

睡眠時間をしっかり確保しよう

睡眠不足が続いてしまうと頭皮へも影響が出てしまいます。ストレスが増加し、ホルモンの分泌がうまくいかず、バランスが崩れてしまいます。しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。また仕事や生活環境が特殊でどうしても睡眠時間が確保できない方も多いかと思います。睡眠時間がなかなか確保できない方は質にこだわってみましょう。
例えば、寝る前の30分前はスマホやテレビを見ないようにすることです。スマホやパソコンのハッスルブルーライトは、身体を活性化させてしまうため睡眠を妨げてしまう可能性があります。

栄養バランスを意識した食事

食事は、仕事が忙しかったり作る時間がなかったりとなかなかうまくいかないかもしれません。そいう言った場合は、食事の後にサプリメントで補ってみましょう。この際注意しなければならないのは、サプリメントはあくまでサポートということです。基本的に食事で栄養を取り、足りない部分をサプリメントで補うようにしましょう。

頭頂部ハゲにおすすめのヘアケア方法

頭頂部は、髪のトラブルに発展しやすい部分です。よくあるケースとして多いのが紫外線です。夏や紫外線の強い日、季節の変わり目などは天候の変化に注意しましょう。帽子や日傘を使って対策するのが有用です。また日焼け止めの中には、頭皮にも使用可能なスプレータイプのものもあります。スプレータイプの日焼け止めを使用した際は、シャンプーでしっかりと洗い流すようにして毎日のヘアケアをしっかり行うことが頭頂部ハゲのヘアケアにつながります。

医師への相談や自分に合った育毛剤を使うのもひとつの方法

頭頂部が気になってきて早く治したいと考える方は多いですが、どのようなケアをすればいいのか悩んでいる人が大半です。生活習慣の見直しや、毎日のヘアケアを変えるなど方法はありますが、AGAクリニックの医師に相談するのもひとつの方法です。
相談する場合は、無料のカウンセリングから始めることが可能です。薄毛治療専門の医師が頭皮の状態や健康状態を確認します。治療に関しては、内服薬や外用薬による発毛治療の薬の処方や、植毛治療したりなど自分の髪の状態や通う病院によって異なりますので、自分に合った病院を選びましょう。髪のトラブルの原因や現状の髪の状態を知ることができれば対策をすることができます。自分の判断で間違ったケア方法をやる方も多いので、心配な方は医師に相談しましょう。

頭頂部ハゲに合うヘアスタイルを実践

頭頂部ハゲが進行して目立ってくると人に見せるのが嫌になって無理やり隠す人がいます。しかし、不自然なヘアスタイルはかえって目立ってしまうものです。頭頂部ハゲが進行している状況でヘアケアを毎日やっていても、髪のボリュームは急には戻りません。さらに頭頂部ハゲの状態では、髪のある部分から薄くなっている部分をカバーするにもボリュームがないので難しい状況です。

基本的に頭頂部ハゲが目立ってきた場合は、髪を短くするのをおすすめします。髪を長くして薄い部分を隠そうとすると、ふとした時に見えてしまう可能性があるからです。また普段の生活で、常に髪を意識することは難しいことです。ストレスの増加にもつながりますので、髪を短くして清潔感を出すほうが自然に見えます。
髪を短くするポイントは、サイドや襟足も一緒に短くすることです。これにより頭のシルエットがバランスよくなります。オールバックやソフトモヒカン、2ブロックにすることで頭頂部ハゲの不自然さを軽減することができます。

まとめ

頭頂部ハゲや抜け毛、薄毛などの髪のトラブルは進行しやすいものです。頭頂部ハゲの進行速度を遅くして髪のトラブルを減らすためにも毎日のヘアケアと生活習慣を整えることは大切です。頭皮や髪のケアを継続して実践することが頭頂部ハゲの解決策なのです。
また頭頂部ハゲが目立ってきたからと言って安易に自己判断で対策をするのはやめましょう。自分で正しいと思い込んでいる方法が間違っていた場合、髪にダメージが蓄積してしまうからです。まずは自分の髪質や、現在の髪の状態をしっかりと把握することが重要です。自分に合ったケア方法や予防策で頭頂部ハゲの悩みをなくしましょう。
Hidada
久田 篤
発毛診断士

プロフィール

日本臨床医学発毛協会認定の発毛診断士。自身も薄毛で悩んだ経験から育毛業界に参入、育毛剤やシャンプーの研究開発に携わる。また、育毛開発プロデューサーとして薄毛に悩む顧客に対し、多くの発毛成果を上げ様々なニュースサイトで取り上げられる。美容室コンサルタント、育毛コンサルタントという顔もあり、過去の発毛実績を基に『最後に読む育毛の本』を出版。久田篤のブログ:髪フサフサ.com(http://husa-husa1ban.com/