ハゲを隠さず個性にする|薄毛の人が参考にしたい髪型に合わせたメガネの選び方をご紹介

薄毛である男性の多くが自身の髪の状態に悩みを抱え、日々どのようにしたら薄毛の進行を食い止めることができるのか、どのようにすれば髪が生えてくるのかに精神をすり減らしています。しかし、実際に薄毛であることの何が悪いのでしょうか。欧州諸国では薄毛であることはセクシーさや貫禄の象徴であるというイメージを持っている国もあると言われています。問題は薄毛であるために、なかなかファッションが決まらずに自信が持てないことなのではないでしょうか。今回は薄毛であることを気にすることなく、自信を持つことができるアイテムとしてメガネを中心に薄毛で悩む方のファッションスタイルについてご紹介します。

Hidada
久田 篤 監修
発毛診断士

目次

  1. 01薄毛を隠さずに個性となるようにするメガネ
  2. 02メガネのほかに取り入れたいアイテムなど
  3. 03まとめ

薄毛を隠さずに個性となるようにするメガネ

日本では男性の多くが、薄毛であることを気にして、ネガティブなイメージを持っています。しかし、薄毛治療専門医院の銀座HSクリニックが全国の20~60代の男性(薄毛である男性200名と薄毛でない男性200名)400名を対象に行った調査によると、現在恋人がいるか?との問いに『いる』と回答した人数は、薄毛でない男性が61名だったのに対して、薄毛の男性は85名もの人が『いる』と回答しています。また、薄毛の男性の88%は自ら告白したことがあるという結果も出ています。
これらの結果からも、薄毛であることに対してネガティブなイメージを持つのは間違いであり、薄毛であるために自信を持てずに消極的になってしまうのはもったいないのではないでしょうか。また、さまざまな意識調査の中でも自然である方が良い、変に隠してコンプレックスを抱えていることが見て取れるほうが印象が悪いといった声も見受けられます。しかし、どのようにすれば薄毛であっても自信を持って生活できるのでしょうか。

薄毛であることを軸にキャラクターが引き立つアイテムを選ぶ

薄毛であることが必ずしもマイナスなイメージではないとご紹介しましたが、ただ薄毛であることを気にせずに放置すればいいというわけではありません。身だしなみに無頓着な人は、薄毛であるかどうか以前にあまりいい印象を与えません。薄毛であることを前提に、さらにその髪の状態にあったファッションをして、薄毛であることが活きてくる、特徴や個性の一つとして捉えてもらうことができるような身だしなみをすることが重要となってきます。
では、薄毛である人が取り入れたいスタイルやファッションアイテムとはどういったものでしょうか。まず、一番印象を大きく左右するものとしてメガネがあるでしょう。薄毛の方が取り入れたいメガネについて選ぶポイントなどを含めご紹介します。

メガネを選ぶ際のポイント

メガネといっても、さまざまな種類があります。メガネを普段かけない人にとってはどのような種類があるのかも分からないことでしょう。また、薄毛である人はどのような点に注意して、どのようなメガネを選べばよいのでしょう?
ここからは、そんなメガネの種類から選ぶポイントなどをご紹介します。

メガネの形や種類について

メガネはフレームの形から大きく、いくつかの種類に分けることができます。以下に代表的なメガネの形についてご説明します。
スクエア
スクエア型のフレームはその名のとおり、四角いフレームでシャープで知的な印象を与えます。顔が引き締まって見えるため丸顔の人にもおすすめです。 
オーバル
オーバルは丸い卵型のフレームで、男女ともに好まれ、優しく柔らかい印象を持ち、ファッションなどを選ぶことなくかけることができます。
ハーフリム
ハーフリムはメガネのふちが半分だけのものを指します。上半分だけのものや下半分だけのアンダーリムなどがあります。このハーフリムは目元の印象を強く出し過ぎずに、フェイスラインを引き締める効果や、メガネのふちが視界の邪魔にならないなど機能的な側面もあります。
ウエリントン
ウエリントンは近年、有名人の使用などによって定番でありながらも人気のフレームタイプの一つです。落ち着いた印象を与え、中高年の方にもかけやすいフレームとなっています。
ボストン
ボストンは丸みを帯びた逆三角形のデザインのフレームです。アイビーファッションとともに大流行しました。レトロな雰囲気であり、知的で都会的なイメージを演出することができます。
ラウンド
ラウンドは正円に近い、丸いデザインのフレームです。個性的でユニークなフレームでインパクトも大きく、印象に残りやすく、かけこなすことができると、ファッションに精通している、おしゃれなイメージを与えることができます。

フレームの形についてご説明しましたが、形以外にもフレームの材質によっても与える印象は変わります。一般的なプラスチックやメタルのフレーム以外にも、木製のフレームなどもあります。フレームタイプとの相性も考えながら、自分に合うフレームを選んでいきましょう。

顔の形に合ったメガネを選ぶ

フレームタイプについてご紹介しましたが、フレームの種類を選ぶ際に重要なポイントは自分の顔の形と合っているかどうかです。特に薄毛である方は顔のラインがはっきりと見えている場合が多いため、より一層、顔の形とフレームタイプの相性は重要となるでしょう。
この項目では顔のタイプに合ったフレームタイプはどういったものか解説します。
顔のサイズに合わせる
メガネフレームの縦の長さは基本的に、眉からあごまでの長さの1/3の長さが一番違和感なくかけられるサイズです。また、横のサイズは広すぎると目が寄ってしまうため、顔の幅と同じから、やや狭いぐらいの長さがちょうどよい長さです。
顔のタイプに合わせる
顔の形に合わせてメガネフレームを選ぶ際には、生え際や頬、眉、唇のラインなどフェイスラインと似たフレームを選ぶと良いでしょう。自身の顔のラインのウィークポイントをカバーするようなイメージで選んでみましょう。タイプ別のフレームを選ぶ際の基本的なポイントは以下のとおりです。
丸顔
浅いウエリントンタイプやスクエアタイプなど縦幅が浅くシャープなものを選ぶと良い。
三角顔
アンダーリムフレームなどフレームの下にアクセントをもってくると良い、また、深いオーバルタイプやラウンドタイプなど、縦幅が深く、なだらかなラインのものがおすすめ。
面長
縦幅が深くシャープなものが良い、縁が大きすぎるものよりシャープなウエリントンタイプなどクラシックな物が合う。
四角顔
アクセントは下へ持ってきて、縦幅が深く、ゆったりとしたボストンタイプや大きいラウンドタイプなど、やや大きくソフトな、はっきりしたものが良い。

メガネに似合うヘアスタイルにしよう

思い切ってスキンヘッドや坊主、ショートカットにしてみる

メガネを選ぶにあたって、ヘアスタイルを整えることも重要です。薄毛であることを隠すために、長く伸ばして薄くなっている部分をカバーするように流したりすると、かえって悪目立ちする恐れがあります。せっかくのメガネともミスマッチして不自然なヘアスタイルのほうばかりに注目を集め、印象を損なうこともあるでしょう。自分に合うメガネが決まったら、薄毛よりも、そのメガネのセンスに注目が集まるように、思い切ってスキンヘッドや坊主、ショートカットなどのさっぱりとしたヘアスタイルにすることも考えてみたいところです。

メガネのほかに取り入れたいアイテムなど

前項まででは、薄毛の方が取り入れたいメガネについてのお話をしてきました。他にメガネのようにアクセントをつけることができるファッションアイテムなどはどのようなものがあるのでしょうか。

メガネのほかにもヒゲも効果的

ヒゲがしっかりと生える、ヒゲを生やすことができる環境にある人は、ヒゲを生やすことも効果的でしょう。ヒゲは男らしさや、たくましさを強調することができます。しかし、一方でヒゲが苦手な女性がいるのも事実です。特に整っていない、ぼさぼさに無造作に伸びただけのヒゲはあまりいい印象を与えないでしょう。ヒゲもメガネと同様に、その人のキャラクターに合っているか、どのようにデザインするかが重要となってきます。

自分に合ったヒゲの種類にしよう

では、どのようなヒゲの種類が考えられるでしょうか。ヒゲの種類についても考えていきましょう。
種類としては、頬に生やしたヒゲ、アゴヒゲ、口の周りに生やした口ヒゲ、下唇の下に生やしたヒゲなど部位と長さ、組み合わせによってさまざまな種類が考えられます。
日刊SPA!が行った20~40代の女性100人を対象にしたアンケートによるとヒゲの形の人気ランキングは以下のような結果になりました。

1位 アゴヒゲのみ 5.1%
2位 うっすら無精ヒゲ 4.2%
3位 口ヒゲのみ 4.1%
4位 口ヒゲ&アゴヒゲ 3%
5位 もみあげ、口ヒゲ、アゴヒゲがつながっている 2%

参考


基本的なアゴヒゲが1位となっています。あまり伸びすぎず、主張が強すぎないヒゲの形が人気なようです。あくまでアクセントの一つとして、特徴を少し付け足すことができるヒゲが良いのではないでしょうか?

メガネとのコンビネーションも考える

ヒゲの形を考える際に顔の形やヘアスタイル、帽子なども含めメガネとの相性も考えたいところです。メガネの特徴や個性をより引き出すことができるヒゲの形を探してみましょう。薄毛の印象よりもメガネとヒゲの印象が残るようなスタイルになると良いでしょう。

ファッションにも気を付ける

メガネやヒゲだけでなく、服装や帽子などのファッションにも気を付けたいところです。自身の個性やキャラクター、顔の雰囲気に合ったファッションスタイルを探してみましょう。

似合うスタイルを探す

顔や個性、キャラクターをトータルで考えたときに、自身にはどのようなスタイルが似合うのでしょうか。男らしいバイカースタイル、ロックスタイル、知的で落ち着いた印象や大人の印象を見せるイタリアンなジャケットスタイル、シックなシャツなどを用いた、きれいめスタイル、親しみやすく優しい印象を与えるカジュアルなスタイル、アクティブな印象を与えるサーフスタイル、アウトドアスタイル、スポーツミックススタイルなど様々なスタイルがあります。ヘアスタイル、顔の印象、メガネやヒゲなどがより引き立つように統一感を持たせると良いでしょう。また、自身の性格やキャラクターをより一層引き出すことができるスタイルを選ぶのが良いでしょう。

帽子などのヘアアクセサリーでも個性を演出

メガネやヒゲ、ファッションの方向性が決まってきた際に周りと差をつけるのは、ファッション小物の使い方でしょう。靴や財布、時計からネックレスやリング、ブレスレットなどアイテムがあります。中でも帽子は大きく顔の印象を左右し、ヒゲ、メガネとも相性が良く、どうしてもヘアスタイルが決まらない方は、それをカバーすることもできます。種類もクラシックなハット、ストローハットやカンカン帽、ベースボールキャップ、ワークキャップ、ハンチング、ニットキャップやビーニーなど様々なものがあります。メガネやヒゲ同様にどのような印象を持たせたいか、全体とのバランスを見て似合うものを選ぶとよいでしょう。

まとめ

メガネを中心に、薄毛であっても自信を持って個性とすることができるようなスタイルやアイテムなどをご紹介してきました。自身が薄毛であることにネガティブな印象を持ち、どのようにすれば生えてくるのか、どのようにすれば伸びるのか、どのようにすれば隠せるのか、悩んでいる方が多いでしょう。しかし、実際は薄毛であっても、身だしなみに気をつければ悪い印象を与えることはありません。また、さまざまなアイテムを使うことでマイナス面もカバーすることができます。見た目によって第一印象が左右される部分は大きいですが、やはり、その人の性格や内面によるところも大きいでしょう。薄毛の悩みから自信がなく、卑屈になったり、自分らしく生活できないのはもったいないのではないでしょうか?
まずは、意識を変えて薄毛と向き合い、自分に似合うメガネやヒゲ、帽子などのアイテムを試してみて、おしゃれを楽しみ、前向きに薄毛の悩みを克服しながら自身のコンプレックスを打ち消すように取り組んでいただけたらと思います。
Hidada
久田 篤
発毛診断士

プロフィール

日本臨床医学発毛協会認定の発毛診断士。自身も薄毛で悩んだ経験から育毛業界に参入、育毛剤やシャンプーの研究開発に携わる。また、育毛開発プロデューサーとして薄毛に悩む顧客に対し、多くの発毛成果を上げ様々なニュースサイトで取り上げられる。美容室コンサルタント、育毛コンサルタントという顔もあり、過去の発毛実績を基に『最後に読む育毛の本』を出版。久田篤のブログ:髪フサフサ.com(http://husa-husa1ban.com/