ずっと帽子を被ってるとハゲになりやすいのか|帽子の選び方や正しい被り方を考察

現代社会でハゲや髪が薄いなどで悩む人は増加しています。悩みは人それぞれですが、大抵は髪を増やしたい、ハゲている部分を隠したいなどになります。ハゲている部分を隠すために帽子などを被る人もいますが、よく聞く話に帽子を被っているとハゲになるというのもがあります。そこで、帽子本来の正しい被り方や役割、ハゲている人が帽子を被る際の注意点を考察します。髪のトラブルで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

Hidada
久田 篤 監修
発毛診断士

目次

  1. 01ハゲと帽子は関係あるのか?
  2. 02ハゲていても似合う帽子を探そう
  3. 03帽子でできる薄毛対策
  4. 04まとめ

ハゲと帽子は関係あるのか?

ハゲや薄毛など髪のトラブルを抱える人の原因の多くは、ストレスや頭皮環境の乱れ、不規則な食生活、睡眠不足など日常生活の乱れがほとんどです。しかし、仕事で安全のためにヘルメットを被るなど、やむを得ない場合も髪のトラブルに発展する可能性があります。

しかし、ハゲと帽子が関係するからと言ってすぐに帽子を被ることをやめるということはなかなか難しいことです。日常生活やおしゃれなどで被る場合は、帽子の正しい扱い方を理解して実行すれば髪のトラブルに発展しにくくなります。

帽子を被っているとハゲやすいって本当?

帽子をずっと被っていると、ハゲやすくなってしまうという話をよく聞きます。実際のところ、ずっと帽子を被っていることが頭に良くないようです。特に通気性がない物、例えばヘルメットなどです。

通気性が良くないものを頭にかぶって長時間過ごすと頭皮が蒸れてしまい、菌が発生しやすくなってしまいます。菌が発生し、繁殖したまま長時間放置してしまうと髪のトラブルに発展してしまう可能性があります。また、頭皮の環境も不衛生なものになってしまいます。

頭皮はデリケートな部分です。頭皮環境を悪化させる菌の代表としてアクネ菌や、黄色ブドウ球菌などがあります。通気性の悪いものを頭に付けていると、これらの菌が発生し、繁殖しやすい状況になってしまいます。長時間つけ続けていると菌が増加して炎症を起こし、頭皮環境を崩してしまい抜け毛が増えたり、ハゲたりしてしまうのです。このため、帽子やヘルメットを長時間被る行為は頭皮に悪影響を与える可能性があるのです。

帽子本来の役割を知っておこう

帽子を被っていることがハゲや薄毛、抜け毛の原因に直結しているというわけではありません。頭皮環境を崩すのは、帽子を被って激しい運動をしたり、長時間被り続けたりすることなのです。ちなみに帽子を被ったまま運動すると、約30分で帽子内の温度や湿度が大きく上昇します。上昇した温度や湿度は、世界にある熱帯雨林に近い環境になると言われています。

しかし、頭皮環境のケアや洗髪などを正しく実行していれば、帽子の汚れや繁殖した菌を落とすことができます。帽子を被った日は、しっかりとヘアケアをして頭皮環境を整えてあげることが重要なのです。

本来帽子は、頭を強い衝撃から守ったり、紫外線を防いだり、おしゃれなどうまく利用することで、ヘアケアサポートしてくれるアイテムです。特に頭皮にダメージのある紫外線を防ぐ働きがあるので、夏や日差しの強い日に使うと有効的です。

正しい帽子の被り方を理解してハゲを予防しよう

帽子は汚れや菌が発生しやすので、被った日はしっかりとヘアケアをしましょう。もちろん帽子のほうも連続で同じ帽子を被らないようにクリーニングしましょう。また長時間被ることもなるべく避けるようにしましょう。もし長時間被った場合は、頭皮や髪のケアをして、放置しないように気をつけましょう。

ちなみに帽子は、素材によって特性が違ってきます。外の環境や自分の頭皮環境と照らし合わせてみることをおすすめします。通気性に優れている帽子は、綿や麻、メッシュ、麦わらなどを素材にした帽子です。洗いやすい帽子は、綿、ポリエステルなどがあげられます。涼しくて快適に過ごせる帽子の素材は、麻やポリエステルです。紫外線を防いでくれる素材は、UV加工したものです。

ハゲていても似合う帽子を探そう

帽子には、さまざまな種類があります。特に帽子に使う素材、求めている機能によってさらに種類が多くなります。ハゲや薄毛の人でも似合う帽子もありますので、自分に合った帽子を探してみましょう。頭皮に刺激のない素材や、紫外線を防いでくれる帽子などさまざまあります。

さまざまな帽子の種類

帽子の素材も種類が豊富で形も多いのが特徴です。どのような形の帽子があるのか見てみましょう。

ハット

ハットの特徴は「つば」が全方位にあることです。またハットは歴史が長く用語も種類が多いですが、実際のところカタチのみをさす言葉としてハットが使われます。
定番として、ソフトハットと呼ばれる中折れ型の帽子があります。大人な雰囲気になるのでファッションアイテムとして有用です。他にも「ポーラーハット」と呼ばれるレトロな雰囲気がある帽子や、「キャペリン」と呼ばれる帽子もあります。この帽子は女性的な印象を与える長いつばが特徴です。

キャップ

この「キャップ」という帽子は、一般的につばがないものでした。しかしファッションでは、前方につばがある帽子も含んでキャップと言われています。カジュアルなルックスを演出できる帽子です。キャップは多くの人が最初に連想するタイプの「ベースボールキャップ」やミリタリー感が強い「ワークキャップ」、漁師たちが良く使っていたと言われる「マリンキャップ」などがあります。

ニット

ニットは、基本的にニット素材で作られた帽子を指します。例えば、ハットの形をしていたり、つばがあったりしてもニット素材を使っているのであれば、ニットと呼ばれます。また一般的には、つばがないもので耳まで覆う帽子のことをニット帽といいます。
ビーニー(ワッチ)と呼ばれるニットがあります。この形の帽子は、オールシーズン通して使えるアイテムです。冬は防寒アイテムとしても機能し、カラーバリエーション、デザインや形も豊富で何より価格が安いのが魅力的な帽子です。

この帽子のルーツとなっているのは、漁師が仕事の際にかぶっていた毛糸で作られた帽子が始まりと言われています。また実用性が高く、過去の戦争などで、外国の軍隊が見張りの防寒具に使っていた帽子もビーニーと言われています。

ハンチング

ハンチングは主に狩猟用に使われていた帽子です。日本では、探偵や商人が被っているイメージが強い帽子です。「キャスケット」と呼ばれる帽子は、日本で独自の進化を遂げた帽子の一つです。「プロムナード」と呼ばれるつなぎ目のないデザインが特徴の帽子や、「ニュースボーイキャップ」と呼ばれており、小顔効果が期待できる帽子として有名です。

ベレー帽

ベレー帽は、素材が柔らかくつばや縁がない帽子を指します。現代ではさまざまな素材が使われており、個性的な印象を与える帽子が多いのが特徴です。ベレー帽は、「ミリタリーベレー」と呼ばれる海外映画でよく使われるシルエットのものや、「バスクベレー」といった帽子の中央にリンゴのヘタのようなものがついている帽子があります。女性も好んで使う帽子です。

ハゲている人が帽子を被る際の注意点

ハゲで悩んでいる人が帽子を被る際は、「長時間の使用を控える」「被り終わった後はヘアケアをしっかり行う」ことが重要です。被り終わった後のヘアケアとして、汗をかいたらこまめに拭いたり、寝る前に頭を洗って頭皮を清潔にしたりしましょう。頭を洗わずに放置したままにすると菌が繁殖し、髪の状況が悪化して頭皮環境が崩れてしまいます。

また季節によって帽子を変えることも大切です。夏であれば紫外線が強くなるので、紫外線を防いでくれる帽子や、通気性のいい素材を使った帽子を選びましょう。冬であれば、乾燥した空気から頭皮を保護してくれる帽子や、保湿に優れた帽子を選ぶことで髪のトラブル予防につながります。

帽子でできる薄毛対策

帽子を被ることは薄毛対策につながります。理由としては、帽子が外部からの刺激や頭皮を保護してくれるからです。例えば、夏や日差しが強い日などです。こういった日は紫外線が強く、髪や頭皮に良くありません。帽子を被らないまま強い紫外線を浴びていると、ダメージがそのまま頭皮にいきます。その結果頭皮環境が崩れて、薄毛や抜け毛が増えてしまう原因になってしまう可能性があるのです。

もちろん睡眠不足やストレス、不規則な食事など髪のトラブルになってしまう原因は他にもありますが、外部からの刺激も髪のトラブルに発展してしまいます。しかし、帽子を被ることで外部の刺激から守ることができます。帽子は、「季節に合わせて帽子を変える」「長時間被らない」「被った後のケア」を意識して帽子を被れば薄毛対策につながります。

薄毛のメカニズム

髪は爪と同じように肌の部分が変化したものです。頭皮から押し出されるように出たものが髪なのです。髪にはヘアサイクルがあり、薄毛の場合はヘアサイクルの周期が短くなっている状態のことです。

髪は、毛母細胞が分裂して成長します。頭皮から出ている「毛幹」と呼ばれる部分と頭皮の中にある「毛根」の2つに分けられます。髪が伸びる部分は、毛根の先が膨らんだ「毛球」と呼ばれる部分になります。毛母細胞は、毛球の中心にあり髪の成長を促しています。

髪は、一日に少しずつ伸びており、一定期間伸びると自然に抜け落ちる仕組みになっています。その抜け落ちた部分から、新しい髪がまた生えてくるといったヘアサイクルを繰り返しているのです。ヘアサイクル期間の中で、毛母細胞が分裂し髪が成長しているので成長期が長ければ髪はその分成長します。その際の髪の特徴として、太くなる傾向があります。
毛髪は一本ごとにヘアサイクルが違います。すべての髪の周期は異なっているので一気に抜け落ちるということはありません。

しかし、薄毛の方はヘアサイクルが短くなっています。しかも成長するスピードが速いわけではないので、伸びる前に抜けてしまいます。この状態が他の髪にも発生することで、部分的に髪のボリュームがなくなっていき薄毛になってしまいます。

帽子は薄毛対策に有効なのか

帽子を被ることは薄毛対策につながります。しかし、長時間被ったまま放置しておくと蒸れてしまったり、自分の髪質に合わせた帽子を被っていなかったりすると薄毛になってしまう可能性があります。帽子の正しい知識を知っておけば、ヘアケアのサポートをしてくれるのです。帽子を被った際の締め付けや小さいサイズの帽子、保湿性や通気性がない帽子はなるべく選ばないようにしましょう

日常生活でできるハゲ予防~番外編

ハゲを予防する上で大切なのは、生活習慣を整えることです。さらにヘアケアを毎日行うことで、より効果が高くなります。ヘアケアをサポートするためにも、効果が見込めるものを取り入れていきましょう。
食事であれば、バランスよく栄養を取ることが大切です。さらにAGA(男性型脱毛症)に効果の見込めるビタミンE6やビタミンEの摂取を意識し、辛味や酸味が強すぎるものは食べ過ぎないようにしましょう。
他にも頭皮の血行を良くするために、アルコールやタバコなどを控えることも大切です。特にアルコールは、体内に大量に入るとアルコールを分解するためにアミノ酸やビタミンが大量に消費されてしまいます。適度に摂取るようにしましょう。

薄毛予防について詳しくは「【薄毛の予防対策】今日からできる育毛剤、食べ物、シャンプー、マッサージなどの予防法を徹底解説」をご参照ください。

また、薄毛や抜け毛に影響のあるDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンがあります。DHTが生成されて髪に悪影響を与えることで髪のトラブルが増えてしまうので、生成を抑制する内服薬や育毛剤を使用することもヘアケアにつながります。

DHTについて詳しくは「AGAを引き起こす男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」とは~男性ホルモンに共通の役割とDHTの特徴からAGA治療薬がDHTを減らす作用の仕組みまで解説」をご参照ください。

まとめ

ハゲや髪のトラブルで悩んでいる方は、帽子を隠すためだけに使うので、その他の役割を正しく理解している方はあまり多くありません。
正しい知識を持っていれば、薄毛や抜け毛対策のサポートにも使えますし、おしゃれも楽しむことができます。帽子を長時間使用したのであれば、その後は洗髪するようにする、帽子にホコリがついたままにしないようにこまめに手入れする、バランスのよい食生活をする、睡眠時間をしっかり取るといった毎日の生活環境を整えることで進行を抑えることができます。ハゲているからこそうまく帽子を活用しましょう。
Hidada
久田 篤
発毛診断士

プロフィール

日本臨床医学発毛協会認定の発毛診断士。自身も薄毛で悩んだ経験から育毛業界に参入、育毛剤やシャンプーの研究開発に携わる。また、育毛開発プロデューサーとして薄毛に悩む顧客に対し、多くの発毛成果を上げ様々なニュースサイトで取り上げられる。美容室コンサルタント、育毛コンサルタントという顔もあり、過去の発毛実績を基に『最後に読む育毛の本』を出版。久田篤のブログ:髪フサフサ.com(http://husa-husa1ban.com/