【女性のヘアスタイルカテゴリ決定版】40代〜50代に人気の髪型を髪の長さ別にご紹介

女性なら、いくつになってもヘアスタイルのオシャレにはこだわりたいものです。ですが、40代〜50代になると、なぜか若い時にしていたヘアスタイルに違和感を抱いてしまうことも。そんなアラフォー、アラフィフの髪質やライフスタイルに合わせたカテゴリ別のオススメヘアスタイルをご紹介します。

Hidada
久田 篤 監修
発毛診断士

目次

  1. 0140代〜50代に似合うヘアスタイルとは
  2. 0240代女性に人気のヘアスタイルカテゴリ
  3. 0350代女性に人気のヘアスタイルカテゴリ
  4. 04薄毛が気になる40代〜50代女性が気をつけるべきこと
  5. 05まとめ

40代〜50代に似合うヘアスタイルとは

女性の体の変わり目は40代〜50代に訪れるもの。まさに女性ホルモンの変化が訪れる時期なのです。それに伴い、髪や肌の変化も見逃せないトラブルばかりが生じます。こうした年齢に沿った髪の悩みを踏まえて、似合う髪型をカテゴリ別に見ていきましょう。
あきらめかけていたヘアスタイルにもチャレンジできるはずですよ。

白髪ロングは周囲に不評なのか

女性なら、ロングヘアは、女らしさを演出する唯一の武器になるでしょう。男性だって、女性が髪をかきあげた瞬間や、長い髪からシャンプーの香りが漂うだけで、キュンとしたり、色気を感じたりするものです。ですが、40代にさしかかるとチラホラと白髪が増えはじめ、中には頻繁に白髪染めをしていると言う人も少なくないのです。
そうした白髪が見え隠れするロングヘアは、老けて見えるだけでなく、手入れの行き届いていない不潔な印象を与えてしまうのです。白髪の目立つロングヘアは、実は周囲からあまりよく思われていない可能性があります。

ケアの行き届いた髪は憧れのまと

では、40代以降のロングヘアはNGなのでしょうか。40代以降でも以下のような点に気をつけることで、様々なヘアスタイルをカテゴリ別に楽しむことができます。
40代~50代の女優さんにもロングヘアがとても似合う方がたくさん活躍されていますね。
そうした方の髪は「艶感」「ボリューム」「髪色」どれもバランス良く整えられています。
ヘアスタイルも、こうした年代の女優さんなどを目標にすると、近づきやすくなります。

ツヤを出す

40代〜50代は女性ホルモンの低下により髪自体にツヤやコシを失いやすくなるでしょう。こうしたツヤ感のない髪は、うねったり、ぺたんとなったりと若々しさがなくなるものです。まずは、ツヤを出すスプレーやアミノ酸配合のシャンプーなどでツヤを蘇らせましょう。また、ドライヤーやヘアアイロンの使い過ぎは髪をパサパサにして、ツヤが失われやすくなるため、気をつけましょう。

ボリュームを出す

薄毛や抜け毛により、トップのボリュームが失われやすい年代です。ひんぱんに分け目を変えたり、ボリュームを出すスタイリング剤を使用したり、スタイリング時にドライヤーで立ち上がりをつけたりと適度なボリュームを出すことで、若々しい印象を取り戻しましょう。また、こうしたスタイリングが難しく、髪の量がどうしても足りない、と言う人は、部分ウイッグなどを活用すると簡単にボリュームアップできます。

白髪はきっちり染める

ぐっと老けて見られてしまう白髪は、生え際からきっちり染めることが大切です。白髪染めも極端に明るいブラウンは避けて年齢に合わせたダークなカラーを選びましょう。

40代女性に人気のヘアスタイルカテゴリ

ちょっぴり抜け毛が気になり始め、白髪もチラホラ見え隠れする時期ですが、ヘアスタイルのセレクトを間違えなければ、あまり深刻にヘアスタイルを悩むことはないでしょう。まだまだ、さまざまなカテゴリの髪型にチャレンジできる年代です。
40代女性がしても不自然ではない髪型をカラーや長さ、アレンジなどを含めて、ご紹介します。

ショート

何と言ってもショートヘアは、薄毛の悩み対策のヘアスタイルとしてイチオシです。最近は産後の薄毛悩みを抱える高齢出産の女性も多いです。子育て真最中で、仕事ではキャリアを積んで自分のヘアスタイルに余裕がないという人も、レイヤーを多めに入れて動きを出すスタイルに仕上げてもらえば、朝は軽くスタイリング剤と手ぐしでパパっと仕上がるでしょう。
薄毛の悩みがある人は、襟足も短めにカットして、ひし形をイメージしたカットにしてもらうと、自然なボリュームが出ます。このとき、重くならないようにダークなブラウン系カラーを入れて軽さを出しましょう。40代であれば、明るすぎないブラウン系のカラーにはチャレンジできる年齢です。

ミディアム

ミディアムは、ヘアスタイルカテゴリの中でも一番、清楚感が出せるでしょう。
毛先をホットカーラーやコテなどで軽く巻くと上品なイメージがよりアップします。お子さんの授業参観などをはじめとした学校行事や、キャリアウーマンとしてピッタリのヘアスタイルが作りやすい長さです。また、たまにアレンジをしたい時は、エレガントな小物を使って、ハーフアップにすることで後れ毛も気にせず、大人の色気をかもし出せるルーズ感あるヘアスタイルが出来上がります。

ロング

薄毛の悩みがある人は、センター分けを避けて、分け目を作りましょう。
分け目が目立つストレートヘアは極力避けて、適度にレイヤーを入れたりふんわりと見せる部分パーマなどでボリューム感を出したりしましょう。ロングヘアは、髪の長さの分、相手に印象を強く与えてしまいます。そうしたヘアスタイルに白髪はご法度です。白髪が気になる人はマメに白髪染めを施して清潔感のあるロングをキープしましょう。
この時、入れるカラーは、ダークなブラウン系、もしくは、グレー系にしてあげると良いですね。また、ロングヘアのメリットとしては、お団子などのまとめ髪アレンジがしやすいことです。この年代でしか出せない品の良さを夜会巻きなどのアップヘアで魅了してみてはいかがでしょうか。

50代女性に人気のヘアスタイルカテゴリ

50代は頭頂部の薄毛が気になる時期、さらには、白髪で悩む人も増えるでしょう。そんな時期だからこそ、さまざまなヘアスタイルにチャレンジして、50代のオシャレを謳歌したいものです。

ショート

どの世代にとっても、薄毛の悩みを解決しやすいヘアスタイルはショートです。50代ともなると、ブローを工夫しても、なかなか頭頂部の薄毛の悩みがカバーできない時があります。そうした時は、自分の髪色や髪質に合わせた部分ウイッグなどで、頭頂部の薄毛をカバーしてあげましょう。また、生え際の白髪は、老けて見られるだけでなく、清潔感のなさをにじませてしまいます。1ヶ月に1センチ髪が伸びることを考えれば、美容室でまめに白髪染めをしてもらったり、セルフで髪を染めたりして、目立たせないようにしましょう。ショートヘアは若々しい雰囲気作りができますが、白髪ケアが手薄だと、痛い髪型になってしまう紙一重なヘアスタイルだということも念頭に置いてチャレンジしてください。

ミディアム

ミディアムは、年齢相応のエレガントさや、手入れのし易さから、50代にぴったりのヘアスタイルと言っても良いでしょう。ですが、コシがなくなると長さ的にも跳ねやすいというデメリットがあるため、ブローする時は、髪にハリを出すヘアオイルや、ミストなどで髪を矯正しながらブローしましょう。
また、髪の水分量も低下しやすくなり、パサつきが目立つようなヘアには、ツヤを出すスプレーや、ワックスで髪を生き生き見せると良いですね。

この時期、白髪染めをする人の割合が増えますが、刺激性の強い化学薬品であるカラー剤が頻繁に地肌を刺激することで抜け毛の原因になることがあります。地肌についても刺激のない天然成分のカラー剤を使うことが望ましいでしょう。

ロング

ツヤ、毛量、 白髪などに気をつけていれば、50代でもロングヘアを楽しむことはできるでしょう。ですが、この年代は髪だけではなく、肌のくすみやシワたるみなども出やすくなるため、昔似合っていた茶髪も肌の悩みとのバランスが原因で似合わなくなる時期です。最近、肌の悩みも急激に増えたという人は、グレー系やブラック系のカラーを入れることで肌の悩みを目立たなくすることもできます。こうした黒系カラーは肌を綺麗に見せる効果もあるからです。

薄毛が気になる40代〜50代女性が気をつけるべきこと

薄毛が気になる40代〜50代女性は、ヘアスタイルに気をつけながら、以下のような点にも気を配る必要があります。体の内側からのケアをしつつ、薄毛を気にさせないヘアスタイルの開拓をすることによって、40代、50代とオシャレで華やかな人生を送ることができるのです。

シャンプーを見直す

今までは、サラサラやシットリなど、髪の洗いあがりの質感にこだわったシャンプーばかりをセレクトしていませんでしたか? 40代以降は髪だけでなく、頭皮を元気にケアしてくれるシャンプーに変えてみましょう。アミノ酸などの主成分が配合されたものや、植物性や合成化学薬品の成分が含まれない肌に刺激性のないものをセレクトするべきでしょう。

シャンプーの仕方としては、ブラッシングをしっかりして髪の汚れや絡まりをとります。人肌くらいのぬるま湯で素洗いをしてから、泡立てたシャンプーを指の腹を使い、マッサージするように地肌を洗います。シャンプー剤が残らないようにしっかりすすいだら完了です。また、この後は自然乾燥ではなく、吸水性の良いタオルでタオルドライしてから、ドライヤーで地肌も髪もしっかり乾かしましょう。地肌がジメジメしていると、雑菌繁殖しやすい頭皮環境になり、抜け毛の原因となるからです。

生活習慣や食生活の見直し

髪や地肌を美しく保つには、私たちが食する食べ物の成分が深く関わります。牡蠣やレバーに多く含まれる亜鉛は丈夫な髪を作ります。また、頭皮などの皮膚代謝を良くするビタミンB群、コシのある髪を作るミネラルビタミン豊富な海藻類などを総合的に摂取することが望ましいでしょう。さらに、40代〜50代と言えば、女性ホルモンの減少による抜け毛が大きな原因と考えられるため、女性ホルモンに似た働きをする豆腐や納豆などに含まれる大豆イソフラボンなどを積極的に摂取することも大切です。ですが、なかなか食事からバランス良く髪の栄養を摂取することが難しい方は、サプリメントなどを上手に利用するのも良いでしょう。

一方、睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱してしまいます。もちろん、頭皮も同じことが言えるでしょう。さらに、睡眠中に分泌される成長ホルモンや女性ホルモンの分泌は髪の成長にもかかわります。これらのホルモンの分泌が盛んな午後10時〜午前2時までに良質な睡眠を得る必要があります。
ストレスなどで就寝しにくい方は、軽いストレッチや、半身浴などをすることで自律神経のバランスを整え、眠りに就くことができるでしょう。

無理のない運動を

適度な運動は、頭皮を含む体全体の血行を良くします。頭皮の血流を良くすることは、健康な地肌を作り、そこからは、ハリ、コシ、ツヤの整った髪が生えてくるでしょう。40代〜50代は体全体の代謝が落ちやすく、冷え性の女性はなおのこと、体の血流が鈍くなります。運動不足は生活習慣病予防効果だけでなく、髪や頭皮にも関係することは間違いないのです。
ですが、注意したいのは、ハードな運動は自律神経を興奮させ、なかなか眠れないなど、髪の成長を妨げてしまうこともあります。あくまでも、軽いウォーキングやヨガなどの運動を心がけましょう。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージを取り入れながらシャンプーをするのも良いでしょう。
ですが、40代〜50代ともなれば、それだけではなく、プラスワンアイテムを取り入れながら頭皮マッサージを取り入れるとなお効果的です。
それには、女性用の育毛剤などを使用することがベストです。女性用の育毛剤は、地肌に直接浸透し、女性に多く見られるホルモンバランスの乱れによる薄毛にとても効果的です。育毛剤によって、使用法やマッサージの仕方に違いがあるため、用法に沿ったやり方で取り入れてみましょう。

つむじや分け目を目立たせない

つむじや分け目を目立ちにくくすることで、薄毛も同時に目立たなくすることができるでしょう。つむじにより、思い通りの髪型が実現できない人は、つむじ部位にいろいろな方向からスプレーなどの整髪料をつけてブローします。また、分け目は1ヶ月に1回は場所を変えて、同じところにばかり分け目をつけるのは控えましょう。さらに、真ん中分けは余計に分け目が目立つため、やや右より、やや左寄りなどを意識して分け目をつけましょう。

まとめ

40代〜50代の女性の中には、自分の理想とする髪型を諦めていることも多いでしょう。特に、誰もが憧れるロングヘアを、40代以降は「痛い髪型として見られないか」と不安に思い、なかなかチャレンジできないでいる女性が多いのも事実です。ですが、ロングヘアに限らず、ショートやセミロングなどのどのようなヘアスタイルも、手入れの行き届いたツヤやボリュームのある髪ならば、若い頃同様、問題なくチャレンジできます。そのためにも、この世代の髪悩みである薄毛、白髪や生活習慣も見直しながら、自分に似合うヘアスタイルを見つけていきましょう。
Hidada
久田 篤
発毛診断士

プロフィール

日本臨床医学発毛協会認定の発毛診断士。自身も薄毛で悩んだ経験から育毛業界に参入、育毛剤やシャンプーの研究開発に携わる。また、育毛開発プロデューサーとして薄毛に悩む顧客に対し、多くの発毛成果を上げ様々なニュースサイトで取り上げられる。美容室コンサルタント、育毛コンサルタントという顔もあり、過去の発毛実績を基に『最後に読む育毛の本』を出版。久田篤のブログ:髪フサフサ.com(http://husa-husa1ban.com/